- ディスクアットワンスとは?
- トラックアットワンスとは?
- セッションアットワンスとは?
- マルチセッションとは?
- パケットライトとは?
- ISO9660とは?
- UDF(Universal Disk Format)とは?
ディスクアットワンスとは?
CD-Rへの記録方法のひとつです。最初にセッションの開始を示す「リードイン」を書き込んでから、「データ」、セッションの終了を示す「リードアウト」までを一気にディスクに書き込み、追記できないようにディスクをクローズする方式になります。一度にすべてのデータを書き込み、クローズするため、メディアに空き容量があっても追記することはできません。もっとも多くのドライブで読み込み可能で、音楽CDやCD-ROMのマスターディスクも基本的にはこのディスクアットワンスで作成します。

トラックアットワンスとは?
1枚のCD-Rメディアに対して、何度も書き込みができるようトラック単位で書き込む方法です。トラックアットワンスではメディアに対して最初にデータ部分のみを書き込み、最後にリードイン、リードアウトの順に書き込みを行います。この方式で1枚のCD-Rメディアに対してセッションの追記を行ったメディアを「マルチセッションディスク」といいます。トラックアットワンスで書き込むと、トラックとトラックの間に「リンクブロック」という継ぎ目ができます。ですので、音楽CDを作成するときに、トラックアットワンスで書き込みを行うと、この「リンクブロック(継ぎ目)」のところでノイズが出てしまいます。従って、音楽CDを作成する際には使用しないほうがいいでしょう。
また、トラックアットワンスでの書き込みでは、10数KBのリンクブロックが記録され、さらにリードインやリードアウトを追記のたびに記録することで、毎回約14MBもの領域をデータ以外の部分で使用してしまいます。ですので多数のセッションを作成すると、それだけで記録可能な領域が減少してしまいます。(実際に追記できるのは30回程度です。)
セッションアットワンスとは?
セッションアットワンスではリードイン、データ、リードアウトの順でセッションごとに一気に書き込んでしまいます。そのため、トラックアットワンスのようにトラック間にリンクブロックができません。従って音楽をCDに書き込んだ場合も、ノイズが発生したりする心配がありません。
トラックアットワンスと同様に、リードインやリードアウトには毎回約14MBもの領域を使用してしまいますが、新しいセッションを追記することも可能です。
マルチセッションとは?
データを書き込む際、データの前に「リードイン」、データの後に「リードアウト」というものがセットになり、「リードイン」-「データ」-「リードアウト」までをひとまとめにして、1つのセッションといいます。ですのでマルチセッションというのは、そのセッションがディスク内に複数あるメディアということになります。このマルチセッションのディスクを作成するには、セッションの追記が可能なトラックアットワンス、セッションアットワンスという書き込みの方法を使用します。また、通常のオーディオCDプレーヤーでは1つ目のセッションまでしか再生できません。
パケットライトとは?
データをパケットという小さいサイズに分けて書き込みを行う方法です。追記を行っていっても、トラックアットワンスのように、複数のリードイン・リードアウトは作成されないので、小容量のデータを書き込んでいく場合に、効率よく書き込みができます。
パケットライトソフト(DirectCDなど)をインストールすることで、フロッピーディスクやハードディスクにデータをコピーする場合と同じように、Windowsのエクスプローラなどからファイルやフォルダをドラッグアンドドロップして、簡単にCD-R/RWメディアに書き込みができます。パケットライトソフトを使って、データの書き込みを行う場合には、最初に、CD-R/RWメディアをフォーマットする必要があります。
またパケットライトで書き込んだCD-Rメディアの場合には、一度書き込んだデータを削除できます。といっても、実際は書き込んだデータを見えなくしているだけですので、データを削除しても、ディスクの空き容量は増えません。それに対してCD-RWの場合には、ファイル単位での削除が可能なので、削除した分ディスクの空き容量は増えます。
また、音楽CDの作成に、パケットライトでの書き込みを使用することはできません。
ISO9660とは?
CD-ROM上のデータ構造(論理フォーマット)を規定する国際的な規格です。ファイル名やディレクトリ名のフォーマットの規格も含みます。
DOS、Macintosh、OS/2、WindowsやUNIXの環境下で、ISO9660フォーマットのCDメディアを読み込むことができます。
UDF(Universal Disk Format)とは?
米国のOSTA(Optical Storage Technology Association)が、主に光ディスク(CD、DVD等)向けに策定した、汎用的なファイルシステムです。
CDに限定されたISO9660ファイルシステムとは異なり、UDFはCD、DVDなど各種類のメディアで使えることを目的として設計されています。
現在は、DVDの記録や「DirectCD」などのパケットライティングソフトウェアによるCD-R/RWへの記録に採用されています。
UDFは、単独の国際規格ではありません。
ISO13346規格中では規定されていない、ファイル名の文字コードやファイルの属性などの取り扱いに関するの取り決め(ドメイン)として、OSTAが策定し、世界各国の光メディア、ドライブ会社が賛同している仕様の一つです。
UDFのリビジョン(バージョンと呼ぶこともあります)と、サポートされている内容の関係は次の通りです。
| UDF Rev. | サポート内容 | リリース年月 |
|---|---|---|
| 1.0 | MO、WORM対応 | 1995年10月 |
| 1.02 | DVDビデオ、DVD-ROM対応 | 1996年8月 |
| 1.5 | CD-R/RW対応 | 1997年2月 |
| 2.0 | Windows NTのファイル属性などに対応 | 1998年4月 |
2001年9月現在、Windowsや各社のDVDビデオ再生ソフト、CD-R/RWライティングソフトなどにおいて採用されているのは、リビジョン1.5の仕様までになります。
また、各社が提供しているUDFをサポートするシステムプログラム(UDFReader.sys)などは、リビジョン1.5の仕様に準拠しているものであって、厳密には細部の動作やサポートする機能に差異がある場合があります。